「フレイル」とは?将来も健康に過ごすために知っておきたいこと

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  • 投稿の最終変更日:2025年3月29日

こんにちは、機能性シューズのアスティコです。

「フレイル」という言葉をよく耳にするけれど、具体的にどのようなことなのか、いまいちピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。

フレイルは、健康的な生活を続ける上で、見過ごせないポイントのひとつです。
フレイルについて理解を深め、予防のためにできることを考えてみませんか?

「フレイル」とは?

フレイルとは、加齢とともに心身の機能が低下し、介護が必要になりやすくなる、健康と要介護の間の状態を指します。
語源は英語の「Frailty:虚弱、弱さ」です。

東京都福祉保健局では、フレイルを次のように説明しています。

高齢期に病気や老化などによる影響を受けて、心身の活力(筋力や認知機能など)が低下し、将来要介護状態となる危険性が高まる状態

東京都福祉保健局(※1)

この状態を放置すると、介護が必要な状態になる可能性が高まります。

フレイルのサインに気づこう

「最近、体力が落ちた気がする」「以前より活動するのがおっくうになった」そんな変化を感じることはありませんか?
もしかしたらそれは、フレイルのサインかもしれません。

  • 重い荷物が持てなくなった
  • 少しの段差でもつまずきやすくなった
  • 食欲が落ち、体重が減ってきた
  • 以前よりも疲れやすい
  • 外出が億劫になり、家にいる時間が長くなった

上記に心当たりがある場合は、知らず知らずのうちにフレイルが進行している可能性があります。
一度自分の状態を見直してみましょう。

フレイルの3つのタイプ

フレイルには大きく分けて、3つの種類があります。「身体(からだ)」「心理・精神(こころ)」「社会性」のフレイルです(※2)

「身体(からだ)」のフレイル…筋力の低下

「心理・精神(こころ)」のフレイル 認知機能の低下、気分の落ち込み

「社会性」のフレイル 閉じこもり、孤立


筋力が衰え、外出が面倒になり社会との繋がりが少なくなる。人との交流が減ることで認知機能の低下を招きます。
これら3つのフレイルが互いに影響し合って、要介護状態へ進行します。こうした悪循環を防ぐためにも、変化に早めに気づき、対策をとることが大切です。

フレイル度をチェックしてみよう

「まだ若いから大丈夫」と思っていても、フレイルの兆候は40代・50代から見られることがあります(※3)
自分はまだ若いから大丈夫と思っている方も、もしかしたらフレイル傾向にあるかもしれません。

今のうちから、自身の状態を把握するためにチェックリストを活用するのもおすすめです。

東京都介護予防・フレイル予防ポータルではフレイルリスクを簡単にチェックできます。ぜひ試してみてください。
↓別ウィンドウで開きます
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kaigo_frailty_yobo//yobou/checklist.html

フレイルの兆候があった場合でも、適切な取り組みによって元の状態に戻ることが期待できます。
特に、フレイルの程度が軽いうちに対策を始めたほうが改善しやすいことが分かっています。

フレイルの予防・対策に大切な3つのこと

フレイルの対策・予防のために意識したいのが「栄養」「身体活動」「社会参加」の3つです。

バランスの良い食事を心がけ、さまざまな食品を摂取するのが大切です。
オーラルケア(歯や口の健康)も意識しましょう。

○身体活動

無理なく続けられる運動を選び、少しずつ取り組むことがポイントです。
ラジオ体操、かかと上げ下げ、ウォーキングなどは手軽にできておすすめです。

○社会とのつながりを持つ

趣味や地域活動などで人との交流を続けることも、心身の健康維持に欠かせないものです。働くことや、家庭で役割を持つことも社会参加のひとつです。

「栄養」「身体活動」「社会参加」それぞれにバランスよく取り組むことが、フレイル予防・対策において大切です。

また、フレイルになっても、適切な取り組みによって、健康状態に戻ることが期待できます。

フレイルの程度が低い人のほうが、改善傾向が見られたという研究結果もあります(※4)
このことからも、早めのフレイル予防・対策が重要だと言えます。

おわりに

「フレイル」は「健康と要介護の間の状態」のことです。
健康長寿・介護予防のためには、フレイルの早期対策が大切です。

まずは、ご紹介したフレイルリスク度のチェックリストで今の自分の状態を把握してみませんか?

日々、「栄養」「身体活動」「社会参加」を意識して、毎日元気に過ごすことを目指しましょう!


参考文献

※1:東京都福祉保健局.「介護予防・フレイル予防って何?」.東京都介護予防・フレイル予防ポータル
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kaigo_frailty_yobo/index.html

※2:厚生労働省.「健康長寿に向けて必要な取り組みとは?100歳まで元気、そのカギを握るのはフレイル予防だ」
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/202111_00001.html

※3:八尾市.「人生100年時代!働く世代からのフレイル予防!」
https://www.city.yao.osaka.jp/

※4:渡邉 良太・林 尊弘.「フレイルから健常まで改善する者の特徴:JAGES コホート分析-縦断分析」(PDF)
https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2017/172071/201715006A_upload/201715006A0013.pdf


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